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「大丈夫、家賃や光熱費はちゃんと折半するし、 今、住もうと思ってるアパート、大家さんが親戚なんだ、 だから、敷金・礼金無しで住んでいいって言ってくれてるし、 保証人はウチのお母さんがしてくれるから、こんないい話ないと思わない?」 「う〜ん、どうしようかな?とりあえず、その会社の社長さんに会って、 話をしてみる、それからでいい?」 「そうだな、先輩の会社で働くか解らないのに、住む所決めてもしょうがないもんな」 次の日、私は、舞子さんの先輩の会社に面接に行った。 「木村工務店」社員は社長と奥さん、それと3人の従業員 社長さんは、元暴走族そのものという感じで、 パンチパーマに口髭をはやし、怖い感じだったけど、 話すと凄く優しくて、奥さんも感じのいい人でした。 このまま、何もしないよりはいいかと思い、そこで働かせてもらう事にしました。 就職が決まった事を、母親に話、家を出て舞子さんと一緒に住む事も話し、 学校に退学届けを出して、引越しという、あわただしい一週間が過ぎました。 仕事は最初、全然解らなかったけど、奥さんが優しく教えてくれて 2ヶ月後には、だいぶ慣れて楽しく仕事をする事ができるようになっていました。 舞子さんとの共同生活も、たまに喧嘩する事もあったけど、 暴走族を辞めて、車の修理工場で働いている明君や、 ペットショップで一緒に働いている人が遊びにきたりして 楽しい日々を過ごしていました。
それから、2年の月日が流れ、私が成人式を迎えた頃、 私の心の中に、インテリアコーディネーターという仕事がしてみたいという 気持ちが芽生え始め、思い切って社長に言ってみたんです。 「独学で試験にパスするのは難しいかもな、 夜間の専門学校があるから、ウチで働きながら学校に行くっていうのはどうだ?」 「独学じゃ無理なんですか・・・」 「いや、無理とは言わないけど、昼間働いて独学でというのは難しいと思うんだ」 「でも、私、学校に行くお金なんか無いし」 「いや、奨学金制度があるって聞いた事があるから それなら大丈夫じゃないか?」
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