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そんな経緯から、私は彼に勉強を教える事になった、 授業が終わったあと、一時間だけという約束で教室で教えていた、 裕太の見た目や言葉使いはヤンキーのままだったけど、 私と勉強している時の彼は目を輝かせ、問題が解けた時は 子供のようにはしゃぎ、喜んだ。 そんな彼を見ているうちに私は、彼の本当の姿を見たような気がして、 段々と彼に心を開いてゆき、勉強が終わったあと話をするようになった。 彼は母子家庭で、父親は彼が小学校の頃に事故で亡くなり、 それから、母親と二人っきりで生活してきたけど、 中学2年生になった頃、母親が再婚したけど新しい父親とうまくいかなくて、 その反動から暴走族に入り、数多くの悪い事をやってきたみたいでした。 それでも高校には進学したみたいだけど、高校でも停学や謹慎を繰り返し、 その高校では手に負えなくなり、編入という形で私の通う定時制高校に 来たと話してくれました。 そんな話を聞いた私は、状況は違うけど彼に親近感を覚え、 日に日に彼と過ごす時間が増えていきました。 休みの日に映画を見に行ったり、遊園地に行ったり、買い物をしたりして、 とても楽しい時間を過ごしていましたが、ある日、彼とカラオケに行った帰り 「今日、俺の家に遊びに来ないか?」 と言われ、彼に好意を持ち始めていた私は彼の家に遊びに行きました。 彼の家は凄く大きく、立派な一戸建ての家でした、 「へ〜〜、裕太の家ってお金持ちなんだね」 「そうか?別に俺の家じゃないし、あのオッサンの家だしよ、 こんな家、早く出て行きたいだけどさ、金も無いしな〜、 仕方なくココにいるだけさ、ま〜〜上がれよ」 「うん、お邪魔します」 「いいよ、そんな事言わなくて、今日は誰もいないんだから」 「えっ?誰もいないって?」 「昨日から、オッサンとオフクロ、温泉に行ってるんだ、 明日の昼過ぎまで帰ってこないんだ」 私はその言葉に少し不安を感じたが・・・・
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