|
お焼香を済まし、外に出てくると、ある男の子が私に声をかけてきました、 「あの〜、由香ちゃんかな?」 「はい」 「俺、裕太の小学校からの友達で、あの日も裕太に偶然コンビニで会ってさ、 その時、由香ちゃんの事聞いて、「今も送ってきたところだ」って 嬉しそうに話してたんだ、アイツ。 なんで、あんな良い奴が死ななきゃならないのか解んないよ、俺。 凄くショックだと思うけど気を落とさないようにね、 俺でよければ話聞くからさ、じゃ〜ね!」 と言い、私の前から去っていった。 友達と別れ、一人で電車に乗り、外の風景をボーッと眺めていると 裕太と行った映画館・一緒に買い物をしたデパートが見え、 また涙が溢れ出てきた。 家に帰り、今日はバイトも学校も行く気にはなれず、 一人、ベッドで横になってると母が 「アンタ、仕事はいかないの?」 「うん、今日は休む」 「何言ってんのよ、ちゃんと行きなさい、自分の生活費くらい 自分で稼ぎなさいよね」 私は、その言葉にブチ切れた、 普段、そんな言葉使いはしないのだが、裕太が私に乗り移ったように 「オイ!ババァ!てめ〜、ふざけるなよ、 自分の生活費くらい自分で稼げだと?てめ〜の娘を男に金で売った親が、 偉そうに言ってんじゃね〜よ。」 「なんなの、親に向ってその言い方は」 「は?親だ?普通の親は、そんな事しね〜だよ」 「もういい、アンタなんか出て行きなさい」 「あ〜、出て行ってやるよ」 私は、バック2個の荷物と、バイトで貯めた少しのお金を持って 家を飛び出した。
|